東京オリンピック・パラリンピックは開催して良かった?😅
お久しぶりです。
やばいです。ブログをかなり放置しておりました。
前回の投稿はセルビアから帰国後のものでした。
時間が経つのはただただ早いものであれから7ヶ月が経ちました。
(↑過去記事はこちら)
この時の写真はだいぶフィット💪に見えるけど、スポーツ協会のトレーナー業務終わってから絶賛太り中です笑。デスクワーク恐るべしです。。。💻🐖
さてさて、この前無事に東京オリンピック・パラリンピックが終了しましたね。いや〜始まってからは本当にあっという間でしたね。
僕は縁あってオリンピック セルビア代表(パラはボスニアも)選手のフィールドキャスト言語サポートチームに配属され、セルビア選手団の通訳(セルビア語⇆英語⇆日本語)を担当させて頂きました。
セルビア女子バレーボール代表#18 ティヤナ・ボシュコヴィッチ選手
僕の身長が低すぎて、わざわざ屈んでいただきました笑🦒
ちなみにこのティヤナ・ボシュコヴィッチ選手は身長193cm❗️
まぁ、セルビアで生活していればこのくらいの身長の男女共に普通で、たくさん見てきましたが、いざ日本でセルビア人選手を見るとやはりデカい( ^ω^ ))💦(ちなみにセルビアは世界の身長が高い国ランキング3〜4位くらい)
肝心なメディアからの質問に対して頑張ってメモとったセルビア語で対応したところ、選手に『あ〜めんどいから英語にして!』っとww
おっとーーーーーー
でもどこかで安心した自分がいた。。。小声😮💨
まぁ、僕の下手くそなセルビア語と英語でどうにか対応できました。ただ、、このメディア(某日本のメディア)の質問が本当にナンセンスすぎた。
☆これは実際に起きたインタビューの一連の流れです↓☆
日本のメディア:『試合 お疲れ様でした🎤』
選手:『ありがとうございます』
日本のメディア:『無事に勝ててよかったですね。ところで選手村はどうですか?🎤』
選手:『選手村?別に快適だよ、スタッフは親切だしご飯はとても美味しいよ』
日本のメディア:『本当ですか?部屋は狭く、ベッド🛏快適でないと言われていますよ🎤』
(↑あの話題のセッ○ス防止ベッド笑笑)
選手:『わからないわ、少なくとも私は満足だし、十分試合に集中できているわよ』
(横目で通訳の僕を見て、なにこのインタビュアーしつこくない?と言わんばかりの顔😠)
日本のメディア:『そうですか、ありがとうございます🎤』
選手:『????????、W○F』
(なんだこいつみたいな目でジローーっと僕を見る。いや、だから僕通訳しているだけだからそんな目で見ないで。)
ってな感じで正直、メディアが聞き出したいことっていうのはネガティヴポイントばかりで本当に呆れました。心の中で選手に対して同じ日本人がごめんなさいって感じでめっちゃ悲しくなりました。選手に対してリスペクトがないっていうか、なんだろう、、、💦これ誰得のインタビューですか?って
まぁ、そんなこんなでバレーボールセルビア女子は準決勝でアメリカ🇺🇸に敗れたものの、3位決定戦で韓国🇰🇷に勝ち、見事銅メダル🥉を獲得しました!
東京オリンピック出場が決まったときも、手で目を抑えるポーズをしたり、タイ🇹🇭との前哨戦でもしょうもない態度をとったりと、世界中から叩かれまくりだったセルビア女子チームですが、まぁ個人的な意見を言わせてもらうと良くも悪くもセルビアのスポーツ魂だなと感じましたね!笑
ただ、選手たち個人個人は本当に親日🇯🇵な選手が多く、日本でプレーしていた経験がある方は「大好きな日本に東京オリンピックで来れるのを本当に楽しみにしていたので、無事に開催されて本当に良かった。日本の皆さんに感謝したい」とインタビューで答えていました。
☆そのほかにも多くの種目でメダルをとったセルビア代表!☆
空手 女子組手61キロ級 金メダリスト🥇
ヨバナ・プレコヴィッチ選手
(ヨバナさんは僕の青年海外協力隊の先輩の指導する空手道場の出身)
水球 男子代表 金メダル🥇
世界ランキング1位
テコンドー 女子67キロ級 金メダリスト🥇
ミリツァ・マンディッチ選手
その他バスケットボール3X3、射撃、レスリングでもメダルを獲得しております。
パラリンピックでは
ここに写っている僕の隣はパラリンピックの女子テコンドー代表49キロ級
ダニエラ・ヨバノヴィッチ選手
ダニエラが僕の活動していたスポーツ協会から出場。
ちなみにダニエラは54歳ですよ皆さん😲❗️54歳にして初のオリンピック出場が東京という。
試合の結果は初戦でインド🇮🇳の選手に敗れたものの、この夢を諦めないで努力し続ける姿に本当に胸を打たれました。
【オリンピック・パラリンピックに参加しての感想】
『東京オリンピック・パラリンピックはやるべきだったか?』と聞かれると僕は1秒で『イエス!やって良かったよ!』と言わせて頂きます。しかし、これは運営側に関わった僕がいうからボジショントークだよって言われればそれまでですが😅
ただ、セルビアのスポーツ協会で働いていた身としては、選手たちがどれだけこの東京オリンピックに向けての努力と犠牲、時間を費やしてきたか肌で感じることができたからこそ、それをどうにか叶えてあげたいっていう思いがあったので、やっぱり開催できて良かったと思います。
本来であれば昨年の2020年に行われているはずでしたね。僕自身もパラ選手の引率や、クラウドファンディングでセルビアの障害のある子ども達を日本に招待する計画など考えておりましたが実行できず。しかし、こんな形にはなりましたが、日本で向かい入れる立場で選手たちをサポートできたことを本当に嬉しく思います。人生で2度とないような経験をさせてもらったなと本当に感謝です。
☆長くなりましたが、総括として。。☆
人間物事を決めるときには立場によって意見が異なりますよね。落とし所を見つけるのってめっちゃ大変だし、時間がかかり過ぎる。そんなこんなしているうちに何も決まらなくて、さらに周りにも追いつけなくなって一番中途半端な結果になってしまうという。なんかこの東京オリンピック・パラリンピックがこの典型的な悪い例になってしまったかと。。失笑
本当に無責任かもしれないけど、何をするにもある程度の犠牲は仕方ないと思う(小声)。この反省を日本は学んで活かしていかなければきっとこの先どんどん世界から遅れをとっていくんじゃないかと。このコロナ対策に然り。
ただこの東京オリンピック・パラリンピックの開催が「この状況下でよくがんばったよ日本🇯🇵」とどこかで誰かが頭の片隅で思い出してくれたら、この開催は無駄ではなかったのではと思います。
という感じで、長くなりましたが最後まで読んで頂きありがとうございました。
まだまだコロナとの戦いは続きますが、皆様の健康を心よりお祈りいたします。
#セルビア