活動先『ベオグラード障害者スポーツ協会』について①
おはようございます!(^^)!
本日は私の活動先である
「ベオグラード障害者スポーツ協会」について紹介していきたいと思います。
本当はもっと早い段階で活動先について書きたかったのですが、なかなかタイミングが悪く少し遅めの投稿になってしまいました。ごめんなさーい(;一_一)
それでは気を取り直して。。
Sports association for person with disability(英語)
Sportski savez osoba sa invaliditetom Beograda(セルビア語)
略称 SOSIB(ソシブ)って呼んでいます。
【事業内容】
ベオグラードに住む障害者及びその家族が参加できるスポーツクラスの運営や、パラオリンピックを目指すアスリートの育成、練習環境の提供、監督コーチとのマッチング等をサポートしています。活動資金は同市青年スポーツ局からの助成金や企業(スポンサー)、ユニセフなどからの寄付金等です。
利用者は3~70歳まで、約半数が知的障害やダウン症、発達障害があり、約2割が聴覚・視覚障害、約3割が身体障害(交通事故等も含む)があります。
【利用者数】 現在 320名程度(登録会員数は500名近く)
【職員】 12名(2名は事務職) トレーナーはスポーツ学または特別支援教育を専攻していた方たち
こちらは当協会の2019年度のプロモーション動画になります。(セルビア語です笑)
6分40秒あたりに私のことについても一瞬紹介してもらっています。
こちらはベオグラードマラソン2019の様子です!5キロと21キロの部!
競技用ではない車いすなので操作がほんとに大変でした笑(こちら2分ちょっとで終わる動画なのでぜひ!)
【私たちの活動】
市内15か所の公共施設にて、当協会が主催するスポーツクラスの指導及び運営をサポートしています。水泳や子ども向け運動を中心に、卓球、マラソン、バスケットボール、サッカー、空手、テニス(昨年度から)、その他パラスポーツ競技等も指導しています。
当協会が主催するイベントや大会等(国外も含む)の運営や引率、また地域の特別支援学校の体育の授業のアシスタントや、障害者が通うデイセンターのスポーツクラスにも参加しています。
また 東京2020オリンピック・パラリンピックの広報や、セルビアから出場するパラオリンピック選手たちへの国内国外からの注目を集めることが求められています。ちなみに当協会からも続々と出場予定選手がでできています。
※またこちらも特集を組んでこちらのブログで紹介したいと思っています!
まとめますと…
協会としても私個人としてもまだまだたくさん課題はあります。活動においては良いことばかりではなく、トラブルもよく起きますし、喧嘩だってします。そのときは超ムカつきます笑
でもここセルビアで彼らから多くのことを学び、仲間たちと一緒に活動ができていることに本当に感謝しています。本当にたくさん助けてもらっています。だから残りの1年も程よく頑張りたいと思います^ ^
では本日はここまで!
ざっとの紹介になってしまいましたが読んでいただき
ありがとうございます。それではまた😊
YUYA
新型コロナウイルスとアジア人への風評被害について【少し長いです】
皆さんこんにちは
今日はタイトルにもありますように少しセンシティブな話題について触れてみたいと思います。
※もしかすると読んでいて少し不快に思う方もいるかもしれません。申し訳ないですが、私の独自の見解も含まれていますのでどうかご了承ください。
現在テレビや新聞、ネットで見ない日はないほど深刻な世界問題になっている『新型コロナウイルス』ですが、ニュースを見ている限り日々感染者・死者共に増えていく一方ですね。
最近、少し英語も前よりか理解できるようになってきたので、日本語だけでなく英語表記のニュースやSNSなどからも情報を入手していますが、だいたい書かれていることは同じで信憑性があるのかもと私も恐怖を感じております。
今最も世界で注目されているニュースの一つだと思います。
こちらは米国ジョンズ・ホプキンズ大学の研究者が提供しているサービスです。アメリカ疾病対策予防センター(CDC)、WHOなどのデータと地理情報システムを用いて、新型コロナウイルスの拡散状況を提供しています。感染者の規模を赤い丸で表示しており、大きければ大きいほど拡散が広がっていることを意味します。またクリックすればその地域の詳細が確認できます。
こちらは中国の大手検索エンジン「百度/Baidu」が提供しているサービスで、新型コロナの感染者数等をリアルタイムで見ることができます。 感染者数が多いほど濃い赤色で表示され、地域をクリックすると詳細を見る事ができます。中国語なので難しいですが。
話は変わりますが、、、
先日、いつものように活動先である障害者が通うトレーニングジムに行ったとき(週に2回そこでトレーナーとして活動しています)、とある身体障害のある利用者さんが「お前の国(日本)は新型コロナは大丈夫か?」と私に聞いてきました。私は、「今のところ日本は大丈夫みたいだよ(2020/2/2の時点で)」と答えると彼は安心した表情をみせ、私とのトレーニングを再開し始めました。
そこからジムの中はこの話題でもちきり、皆独自の見解で「中国は犬やネズミ、コウモリとか食べるからああいうことになるんだ」とか、「これは国家のプロジェクトで人口を減らすためだ」「ブロック70(セルビアにある中華街)には菌がいるから近寄らない方がいい」など、それどこの情報?と思うような意見が飛び交っていました。
初めのころは、私もまあどうにかこれも時間がたてば落ち着くだろうと思っていましたが、現在状況はどんどん悪くなるばかり。最近では街の人がアジア人を避けるようになってきた気がします。彼らのなかではアジア人=中国人という偏見を持っている方が多いので、もちろん見た目がほぼ同じ私たちは彼らにとって国籍の区別なんかつくわけがありません。当たり前のことですが中国人=新型コロナウィルスという考えも間違っています。
あからさまに目の前で鼻や口をふさぐ人や、バスなどで隣に座ると嫌そうな顔をしたりなど。私がセルビア語がわからないと思ってか「やばい、中国人だ」とヒソヒソ話しだしたりという姿もみてきました。
で私なりの感想ですが。
めっちゃ悲しくて、悔しい気持ちになりますね。
どんなに仕方がないことだ、これは彼らなりの自己防衛本能からくる行動だと自分自身に言い聞かせてもやっぱりいい気分はしない。きっとこれはここにいる中国人の人だって同じ気持ちだろうし、彼らはもっと世界中からの強い疎外感を感じているんじゃないだろうか。これを「差別」というのはもしかすると間違っているかもしれません。私だってもし同じタイミングで日本にいて、中国人が近くにいると「感染が怖い」という感覚に確実になるだろうし、同じような行動をとると思う。
しかし何だろう、これを自分がやられる側の立場になって初めて味わう感覚というか、しかもそこから生まれてくる感情は「悲しみ」の次に、そのような態度をとる人々に対する「怒り」も出てきてます。性格が本当にひねくれてしまいます。
※もちろん個人差はあります。私の場合はもともとっていうのもありまして「くそー、アジアなめんなよ」ってなります笑
幸いセルビアの私の友達や同僚、利用者は理解がある人が多く、彼らはほんとに優しい言葉をかけてくれるので少し気持ちが楽になるのですが。。。
まあ今後もしばらくは、アジア人としてここで生活を送っていく以上向き合っていかなければならない問題になりそうです。ですが私自身本当にこの経験から学ぶことは多いと思っています。
『新型コロナウイルス』は今や中国だけの問題ではなく、世界中の問題。
SNSの上の誹謗中傷、国内の変なニュースばっかり鵜呑みにしないで、逆の立場から物事を考察してみることも大切かもしれません。フェイクニュースとの情報識別は簡単なことではないですが、ひとり一人が意識してみるだけで違うと思います。
最後に
最近個人的にとても思うことがありまして
LINEニュースだけみて世の中を知った気になってはマジでいけないなと笑(特に海外にお住まいの皆さん)
(2020/2/4の通知)
通知で出てくる8個しかないニュース項目の中の4個がエンタメ。。え、今大切ですかこれ?笑
いや大事かもしれませんよこの情報も!必要なひとはもちろんいます!
大変失礼しました。気分を悪くされた皆さんごめんなさい🙇♂️。
”中国及び武漢にお住まいの皆さんの健康と安全
一刻でも早く収束の目処が立つことを心から願っております。”
YUYA
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今年の冬は??
こんにちは~✋
突然ですが、みなさん日本は今年寒いですか?
ここセルビアは今年の冬は去年と比べてあたたかい気がします。
(まぁ沖縄県民なので十分すぎるくらいに寒く感じますが。。。ヒートテックをもじもじくんなみに全身に身にまとっています笑)
そんなことはどうでもいいとして😬、、汗
みてください!これがちょうど1年前のセルビアのベオグラードの冬の様子です!
当時は雪が20~30cmくらい積もっていました。
このころはセルビアに到着したばかりだったことと、外の雪の多さに感激してしまいすぐに滞在していたホテルを出て街に散歩に出かけたのを覚えています。
が、、、完全に雪をなめており
薄着で外に出たため速攻で風邪をこじらせました。
めっちゃきれいですよね🤩??
南国にいる友達と思わずこんな写真を作ったほどです笑
このおやゆび親指感はスルーしてください笑
しかし!!
今年の冬は全くと言ってよいほど雪が降りません。。。
(私より後にJICAでセルビア入りした日本人の方々に、「セルビアの冬は雪すごいんだぜー!」と何でも知っているかのように話していた自分が恥ずかしいです笑)
しかもそこまで気温も下がらない
「暖冬?」☃️☀️
それに加えて最近本当に困るのが💦
ベオグラードの大気汚染。。。ほんとにひどいです
道を走っている車、人の姿が見えない。マジで危ない。
案の上、車同士の事故もめっちゃ起きてました。
工場や火力発電所からの煙、建設中の工事現場からの砂埃、車の排気ガスなどが原因といわれているみたいです。。。
ちなみに世界各都市の空気質指数がわかるAQIってのがありまして(英: Air Quality Index ) そこにランキングがあるんですよ。。。
なんとまさかの セルビア 8位(泣)
※この指数は毎時間ごとに更新され、ランキングの変動もかなり大きいです。この写真は2020/1/13のものです。毎回セルビアが上位にいるわけではありません。
インドのデリーより上って、しかも中国は意外にも12位くらいでした。
ちなみに今話題になっている森林火災の影響でオーストラリアは3位。あちらもどうやら大気汚染すごいみたいです。
ほんとにひどいですよね。。
人的被害ももちろんですが自然も動物たちも
話はここに戻りますが
現在、日本のJICAが行っている事業で
セルビアにあるニコラ・テスラA火力発電所ってとこからの、大気汚染物質の排出を抑えるための装置を建設中みたいで、これが上手く稼働するとこの大気汚染も少しはよくなるみたいです。早く良くなるといいなと皆で願っております。
こちらにその事業の詳細リンクを貼っておきます。
↑
ちなみにここで使われているお金は円借款といって、日本の税金の一部からセルビアに貸付契約として支払われています。
よくも悪くもリアルをお届したいということで、本日はちょっとこのような地味な投稿になりましたが。ふと思い立ったので😗
私的には、普段日本にいるとあまり環境問題について考えることがないため、ここでの経験は地球環境の脆さを見つめ直す良いきっかけになったと思います。
真面目ぶってますごめんなさいめっちゃ日本の空気吸いたいです😂笑笑
今週末にでも自分の活動先のスポーツ協会について記事を書きたいと思います。また興味がある方はぜひみてみてください。
ありがとうございました。それではまた(^v^)
YUYA
セルビア隊員第1号 ~ブログ始めました~ 派遣国紹介①
はじめまして!
JICAボランティア 2018年度3次隊
青年海外協力隊【障害児・者支援】でセルビアに派遣中のYUYAと申します。
私はセルビアの首都ベオグラードにある障害者スポーツ協会でトレーナーとして、障害のある子どものからお年寄りの方へのスポーツ指導や、大会・イベントの運営支援などを主に活動しています。
↑ちょうど派遣1年前に東京で行われたセルビアイベントでの様子
あ、みなさんと明らかに人種の違う左が私です笑
実は2019年の1月にセルビアに派遣され、ちょうど1年が経過しています。(いつかブログを始めよう、来月やろう、来年やろう.....ばかやろう)ということで少し遅いかもしれませんが記録用として、また皆さんに少しでもセルビアについて知ってもらいたいという理由からブログをスタートしました。
しかも、実はセルビアへのJOCV(青年海外協力隊)派遣は僕が最初、初代隊員なのです(驚)。これは、もうやるしかありませんね!プライド上!
これからは2週間に1回程度は何か記事をかけたらなと思います。
このブログでは良くも悪くも協力隊目線で本音で書いていきたいと思います。最近ひそかに増えつつあるセルビアファン、多くの方がDMM英会話やスポーツの分野で興味を持った方が多いかと思います。この国に住んでみて、働いてみてのリアルな意見や感想をここに書いていきたいと思います。
☆アドバイスや質問はもちろんのこと、クレーム等も貴重な意見として大歓迎します。どうかよろしくお願いしますー!
では、本日は最初の投稿ということで「派遣国紹介①」
ざっとセルビア共和国の紹介をしたいと思います。
面積は北海道とほぼ同じで、欧州東部のバルカン半島に位置する内陸国。
人口:702.2万 (2017年統計) 首都:ベオグラード
言語:セルビア語(公用語) 宗教:セルビア正教(国民の殆どが)、カトリック、イスラム等
日本からみるとここに位置します
飛行機で大体15時間ちょい
かつて首都のベオグラードは、セルビア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、マケドニア共和国、スロベニア、モンテネグロ の6つの共和国で構成された
ユーゴスラビアという一つの国の首都であり、セルビアは政治的にもその中心となる国でした。
しかし、建国後は民族間の紛争(ユーゴスラビア紛争)や経済格差の問題からユーゴスラビアは崩壊(1991年~1999年)、現在はそれぞれ独立国となっています。
セルビアの歴史はほんとに深くて難しい。。。。でも面白い
いつかもっと勉強して細かく記事を書けたらなと思います。
セルビアと聞くと「どこ?」「シリア?」「シベリア?」と日本人にはあまりなじみのない国かもしれませんが、実は日本とは深い交友関係があります。
90年代からの民族間同士の対立で紛争が起き、99年にはNATOによる空爆により、多くの建物が破壊されました。現在でも首都には空爆の跡が残されています。
終戦後、復興のために日本からも支援が入り、両国の国旗が描かれた黄色いバス93台が寄贈されました。
10年以上たった現在もベオグラードではこのバスが数多く走っている。かなり年季の入ったバスだが、両国の国旗だけはいつもきれいにされ、繰り返し張り替えられている。このこともあってか、セルビア人は日本への関心が非常に高い。
また、2011年の東日本大震災発生時にはセルビア国内でいち早く支援活動が行われ、集められた義援金はヨーロッパで一番多い1億9100万円にも及ぶ。(セルビア国民の平均月収は4万円以下といわれている。)
。。。。。すごくないですか?
※もう一度言います「国民の平均月収4万円以下です」
お恥ずかしながら、私もセルビアへの派遣が決まってからこの事実を知りました。
セルビアで活動する隊員として少しでも多くの日本の方々にこの事実を知っていただければ幸いです。
話は変わりますが
セルビアはスポーツが めちゃくちゃ強いです。
○有名なセルビア出身 アスリート紹介
ノバク・ジョコビッチ Novak Djokovic テニスプレイヤー
このジョコビッチに日本の錦織圭はいいところで何度も負けております。。。泣
ニコラ・ヨキッチ Nikola Jokić NBA選手
この人センターなのに、パスセンスが恐ろしくすごいです。
イヴァナ・スパノヴィッチ Ivana Spanovic 陸上走り幅跳び選手
実はこの前チャリティーイベントで本物を見たのですが、美人過ぎました(笑)
他にもスポーツ分野において
数多くのトップアスリートや有名な監督等を輩出しています。
派遣国紹介ということで本投稿はここまで!
長くなりましたが読んでいただいてありがとうございます。
YUYA